GO!GO!EXPOに行くはずだったオタクの話
ちょうど今ごろ、GO!GO!EXPOのなにわ男子のステージが始まって、私もそこにいるはずでした。
10/12と10/13に万博記念公園でなにわ男子が出演する予定だったイベント「GO!GO!EXPO」が、台風19号の接近に伴い両日とも開催を中止することが先日発表されました。
台風でイベントやライブが中止になる話はよく聞いていたけど、実際自分の行くはずだったイベントが中止になることは初めて。しかも延期や振替公演もない完全な中止。
楽しみにしていた分ショックが大きすぎて、かなり落ち込んだ。だけどこの2日間、なにわ担はすごく幸せでいっぱいでした。そのお話をちょっと書いてみようと思います。
なにわ男子、初単独ステージ。初会場。初野外ライブ。
GO!GO!EXPOは、なにわ男子の「初」がたくさん詰まった大事な大事な公演でした。1万人のキャパが2公演で、FC枠の倍率は900倍と話題になったくらい。
3Dマッピングやイルミネーションなど最先端技術を駆使した光のアートも見どころで、なにわ男子の音声ガイドも流れる予定ですごく楽しみだった。
ただ初めに言っておきたいのが、今回開催中止になったことに関して、もちろん文句も反論もないっていうこと。
もちろん設営が困難だったりいろんな理由があっただろうけど、なにより、私たちファンとなにわ男子の安全を一番に考えてくれた。この2日間のために、たくさんの時間と苦労とお金を費やしてきたのに、安全を最優先して中止という決断をしてくれた。
きっと私たち以上に、なにわ男子やイベント関係者の主催側が開催を楽しみにしてたし、中止なんて誰も望んでなかった。苦しい選択だったはずなのに、中止という判断をしてくれてありがとうございました。
とは言え、私だってすごく悔しい。ずっと楽しみに待ってて、なにわ男子2年目の最初の現場だし、これからどんどん新しいなにわ男子が見られるのかな〜ってドキドキしてた。今日のために新しい秋服も買ったし、髪の毛はああしようって決めたり準備も万端だった。
だけど全ては台風のせいで、誰も悪くなくて、誰のことも責められない。だからこの感情をどこに向けたらいいのかも分からない。やり場のない気持ちを持て余して、どうしようもない喪失感に襲われる。
あと何が一番楽しみだったかって、このイベントのためにヒャダインさんが作ってくださった楽曲「僕空〜足跡のない未来〜」。
ラジオで初解禁されたとき、大橋くんの歌声ばっかり聴こえてきて、歌割りが多いことがすごくすごく嬉しかった。
ラキボで丈橋への期待値の低さを感じて悔しい思いもしたけど、ダイヤモンドスマイル、アオハルと、どんどん大橋くんの歌割りが増えていって、認められて期待されてることが嬉しくて。
そしてちちんぷいぷいで初披露されたときはもう涙を流した。
イントロからセンターに大橋和也が立ってるんですよ!しかも一瞬のセンターじゃなくて、サビもアウトロもセンター。
まいジャニでもひな壇の最後列で、同期や後輩のバックについてた人でも、ステージのど真ん中でスポットライト浴びることができるんだなって、大橋担をしてきたことが誇りに思えた。こんな幸せなことあるんだってくらい、自分のことのように嬉しかったんだよなぁ。
だから僕空は大橋担にとってすごく大事な曲なんです。
そんな僕空を大舞台のセンターで歌う大橋和也を見たら私泣いちゃうなぁ、なんて考えながら、なによりも楽しみにしてた。
アオハルでももちろん歌うだろうけど、僕空はGO!GO!EXPOのために作られた楽曲。
振り付けも太陽の塔を意識していたり、サビ歌詞も「GO!GO! 超えていこう」「国境も国籍も関係ない」ってあったり。
万博記念公園のステージで披露できなかったこと、なにわ男子もヒャダインさんも本当に悔しいよね。私も「この太陽の下で」って、太陽の塔の下で歌う7人が見たかった。
日刊なにわ男子でも、みんな悔しいって、私たちファンと同じ気持ちだったことを伝えてくれた。
恭平くんの日刊では、エキスポのリハ中のエピソードも話してくれて、ああ本当にたくさん準備してくれてたんだなって実感した。
でも私は大橋くんの、この時間は無駄じゃないって言葉にすごく救われた。この時間で得たものはきっと未来に繋がるから!って前を向かせてくれる大橋くんが好き。
中止が発表された日、7人でISLAND TVも更新してくれて。「申し訳ありません」なんて7人が謝ることじゃないのに、律儀に動画出して理由をきちんと説明してくれた。
やっぱりHPの文面だけよりも、なにわ男子の顔を見れただけで少し気持ちも晴れるし、すごく有難かった。
また私が当たって行けるとは限らないけど、なにわ男子が万博記念公園のステージに立って、晴れた青空の下で僕空を歌う未来は絶対に待ってる。
それから、#エアGOGOEXPO というハッシュタグ。
1公演目が行われるはずだった昨日、中止になってもイベントを盛り上げるために、なにわ担がこのハッシュタグをつけてたくさんのツイートをした結果、トレンドにも入り、ネットニュースにもなるなど話題を呼びました。
3Dマッピングが始まる予定だった19時には、GO!GO!EXPO公式ツイッターでも #エアGOGOEXPO をつけて、3Dマッピングを映した太陽の塔の写真が載せられました。
ファンは、なにわ男子がステージに立つイラストを描いたり、セトリを考えて、MCの想像までして楽しんでいました。想像だけだけど、ライブに行った気持ちになって、私も幸せになれた。
そんな明るいなにわ担が大好きだし、なにわ担をしてて本当に良かったって思えた。正直この悲しさは引きずってるけど、前向きで家でイベントを楽しんじゃうこのアイデアと精神って最高。イベント中止だからって今までこんなことあったかな?前代未聞の出来事。
そうしていたらGO!GO!EXPO公式にも、なにわ男子本人たちにも、私たちファンの声は届いてた。
「#エアGOGOEXPO」というタイトルで更新されたISLAND TV。
7人が並んで、エアマイク持って、最後の挨拶をしてくれてる。みんなで手繋いで、大橋くんの「GO!GO!」に続いて全員で「EXPO〜!」って叫ぶ姿に泣いた。エアで銀テ飛ばして、ありがとう〜!って手振ってくれて。
嬉しくて嬉しくて堪らない。形はどうであれ、これは紛れもなく、なにわ男子初単独ステージ。離れてても気持ちは一緒、って本当にこういうことなんだなって初めて分かった。もっともっと大好きが増えた。
私たちが声にし続けたことが本人たちに届いて、どこにいても気持ちは一緒だねって分かり合えて、最高の思い出になった。
中止を知った瞬間のどん底から、今はなにわ男子となにわ担のおかげで前を向けている気がします。いやまだショックだし悔しさはずっと消えないけど、こんな体験も貴重だな、なんて思えるくらいには立ち直れてる。
倍率もいつの間にかどんどん上がって、当選するのが簡単じゃなくなってきて、会えることが貴重で大切な時間なんだって最近改めて感じてたけど、今回また強く思った。だから次会うときは1秒も無駄にしたくないし、幸せ噛み締めてたいなって。
今回のことは本当に残念だったけど、仕方がないことだって諦めるしかない。もうそれ以外ない。
だけど次、また来年、もしできるんだったら、また頑張って当てて絶対見に行きたい。そのときは、去年は落ち込んだわ〜って笑い話できるくらい楽しみたい。
いつかなにわ男子がデビューして、今回のことを「幻のステージ」って話してたらそれはそれで面白いかもしれない。本当幻だったな!って笑うのも悪くないかな。
なにわ男子にとっても、ファンにとっても、逆に一番メモリアルな公演になったGO!GO!EXPO。
いろんなことがあったけど、それも全部思い出だし、なにわ男子となにわ担の歴史に大きな1ページを残した。目には見えない絆みたいなものを感じられた大切な日になりました。
実現はしなかったけど、この2日間幸せをたくさん感じられたから、GO!GO!EXPOありがとう!
-追記-
また新しく動画を載せてくれた。
なにわ男子「 #エアGOGOEXPO アンコール」 | ISLAND TV
きっとこれはファンが「なにわ(拍手)男子(拍手)」っていう事前にラジオで決めてたコールをツイッター上でたくさんつぶやいていたのを知って、急遽それぞれが家で撮ってくれたものなのかな。
7人がグルチャか何かでそういう話をして、スタッフさんに送って、編集して10/13中に載せてくれた。なにわ男子もスタッフさんも、愛に溢れてて素敵すぎる。
これだけファンを大切に想って幸せにしてくれたんだから、私も何百倍にして返したい。
ずっと変わらぬ愛で応援し続けて、一番の味方でいたい。そう思わせてくれる7人は最高のアイドル。
幻のアンコールになるところだった「ダイヤモンドスマイル」を、ひとりでアカペラで歌ってくれた大橋くんが大好きだし、ずっとずっと愛していく自信と覚悟が持てた。
この人のことは何があっても支えたいし、大橋くんの大事なものもまるっと守りたい。自分でも重いって思うけど、今まで以上に大好きって思えた日になった。
悲しさで溢れるはずだった2日間が、まさかこんなに幸せでいっぱいになるなんて、中止が発表されたときは誰も想像してなかった。
まず、#エアGOGOEXPO を始めてトレンド入りもさせて、一致団結した全国のなにわ担。その大きな声にすぐ応えてくれた、GO!GO!EXPOの皆さんとなにわ男子の7人。
これ本当にすごい出来事に遭遇しちゃったかもしれない。これで一本ドキュメンタリー映画いけちゃう。たくさんの人が同じ想いを持って動いた結果、こんなに素敵なことが起きた。
まあ側から見たら「何してんだこの人たち」って感じかもしれないけど、なにわ男子を語る上では欠かせない出来事の一つになったんだよ。
当事者にしか分からない感動とか、溢れ出す想いってあるよね。忘れたくても忘れられない2日間だった。